2023年1月20日金曜日

1000台目のEUROBlotOne:自動化による効率化【研究用機器】










1000番目のEUROBlotOne

検査室スタッフの不足は、パンデミックによって一層深刻な問題となっています。多くの人々にとって、緊急対応や優先順位付けの必要性は当たり前のことになっています。したがって、デジタル化と自動化を利用してワークフローを効率化することは、時代に対応するだけではなく、スタッフの負荷を軽減し、他の業務に注力するための手段でもあるのです。

EUROIMMUNは、過去10年間に1000台以上のEUROBlotOneをお客様に提供できたことを大変喜ばしく思っています。2013年に発売されたイムノブロット自動化システムEUROBlotOneは、包括的な機能を備え、サンプルの登録、画像の取得から結果の提案まで、1回の操作で44枚のイムノブロットを処理することができます。また、EUROBlotOneは様々なアプリケーション(自己免疫疾患、感染症、アレルギー関連等)の研究に使用できます。EUROLINEは、1つののストリップで最大54の抗原を検出可能です。使用される抗原はEUROIMMUNの研究所で開発・製造されています。

EUROBlotOneがラボにもたらす利点を以下のビデオでご覧ください。
<YouTube (3min.)>


自動化されたワークフローと最大限のウォークアウェイタイム
イムノブロットを用手法で処理するには手間と時間がかかります。サンプル希釈の調製、タイマーを確認しながら、インキュベーション、洗浄、乾燥させなければなりませんし、サンプルの取り違えやストリップの取り違えにも注意が必要です。EUROBlotOneでは、サンプル(血清、血漿、CSF)を装置にセットし、バーコードスキャナで自動的に登録するため、サンプルやストリップの取り違えがありません。また、サンプルの希釈、イムノブロットのインキュベーションと洗浄も装置で自動化できます。そして、装置の乾燥ユニットで自動乾燥を行い、内蔵カメラでの画像取得するため、乾燥や画像取得の際のばらつきを最小限に抑えます。手作業による工程がないため、ユーザーは他の作業により多くの時間を割くことができ、業務の生産性向上に貢献します。また、最終的な評価もデジタルでサポートします。EUROBlotOneで取得された画像データは、EUROLINEScanソフトウェアに送信され、バンドの強度測定に基づいて評価され、詳細な結果概要が提供されます。測定結果は、対応するブロット画像を含めて保存されるので、後日確認することも可能です。

さらに時間を節約するために、いくつかの製品ではImmunoblot PreQも利用できます。Immunoblot PreQは、トレイにブロットストリップがあらかじめセットされた製品です。ストリップをサンプルトレイにセットする手間が省け、柔軟に組み合わせることができるため、より効率化することができます。

EUROBlotOneの自動化されたワークフローについては、以下のビデオをご覧ください。
<YouTube (2min.)>










海外ICAPメンバー(Jan Damoiseaux先生)から動画を寄稿いただきました

 第68回日本リウマチ学会総会・学術集会での弊社共催セミナー(イブニングセミナー5) 「ICAPリコメンデーション update - 抗核抗体検査の臨床的有用性向上のために-」 三森先生のご講演に、海外ICAPメンバー(Jan Damoiseaux先生)から動画を寄稿いただきまし...