梅雨空ですが、緑鮮やかな季節になりました。
春の学会がひと段落いたしましたので、少し雑談となりますが・・・
EUROIMMUNのロゴマーク、ご存じでしょうか。
緑色に黒ドット。
実は、EUROIMMUN独自の技術をロゴデザインにしています。
それは・・・・
間接蛍光抗体法で採用されている、TITERPLANEテクノロジーです。
TITERPLANEテクノロジーとは、まず、希釈したサンプルを最初にガラス試薬トレイのフィールドにピペットで移してから、BIOCHIPスライドを下に向けて試薬トレイに設置します。 上からBIOCHIPスライドで蓋をするようにかぶせることで、全体のBIOCHIPとサンプルが同時時に接触し、反応が開始します。
これにより、インキュベーション時間の違いによる反応強度の偏差を防ぎます。
そして、サンプル内の結晶や粒子などは、BIOCHIPSではなく、試薬トレイに蓄積します。これにより、蛍光顕微鏡での観察や自動化でも不純物による影響を低減し最適な蛍光画像が得られるのです。
簡単に思えますが、上からBIOCHIPをかぶせるという、このアイディアでうまれたTITERPLANEテクノロジーがこのロゴになっているのだそうです。